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バッテリー上がりだ如何しよう!!
今ではオートマティックミッション車が大半で、エンジンを押しかけなどでは出来ません。
ブースターケーブルで車どうしをつないでエンジンをかけるのが一番良い方法でしょう。
 
そこで注意と裏技
先ず注意
1・救援車はケーブル接続前にエンジンをかけておこう。
 理由/ケーブルを接続後だと、故障車のバッテリーが始動時負担になる。
2・ケーブルは、故障車(+)から 救援車側(+)、救援車(−)から 故障車側のボデーアース(−)
 の順に接続しよう。
 理由/(+)(−)の誤接続が避けられる。又火花の発生した場合バッテリーの爆発などが避けれれる。
外す場合は逆に
*訪問頂いた方から、ブースターケーブルのつなぐ順序の間違いのご指摘を頂きました。安全配慮の面から最初に故障車(+)からが良いようです。理由/(−)を後にする事により、誤ってブースターの(+)端子とボデーとのショートが避けられる。
最後の接続にボデーアースを選んだ理由はバッテリーから発生した水素ガスへの引火を防止するため、なるべくバッテリーから離れたボデー又はエンジンブロックに。
とご指摘を受けました。有難う御座いました。
 
3・(−)端子は黒(あるいは青)、(+)端子は赤のクリップと決めよう。理由/ケーブルのもう一方
 の端子も黒を(−)端子に、赤を(+)端子に接続すれば良く、間違えない。
4・12V車に24V、24Vに12Vを絶対接続しない。理由/電圧差が12V有る為、12Vの(−)端子と(+)端子を直接接続した事と同じ事になる。
5・救援車は故障車より大きな車を選びましょう。
6・スターター3秒、休止7秒を10回を限度に1サイクル。10分くらい休んでもう一度
 
以上 接続には充分注意しよう。理由/バッテリーの直接のショートは大電流が流れます。
火花によるやけど、車の(どちらの車も)ヒューズ切れなどの2次故障の誘発になりかねません。
 
そして裏技
1・故障車のバッテリーが空の場合や、故障車のほうが大きい場合は、接続してから救援車のエンジンを
10分以上かけたまま待ちましょう。
 理由/空のバッテリーはもう一方のバッテリーに大きな負担をかけています。継だままにして故障車の
 空のバッテリーに少し充電されるのを待ちましょう。
2・ケーブルが細い場合は特に時間をかけましょう。
 理由/ケーブルが細い場合流れる電流が足りず(熱をもつ・抵抗が増える・熱をもつと悪循環)電圧も
 ドロップしてしまいます。空だったバッテリーにある程度充電してから一発でかけましょう。
4・かかったら10分位つないだままにして置きましょう。
 理由/かけたばかりのバッテリーはまだ電圧も低くケーブルを外してしまうと発電機に負担がかかりすぎ
 発電機を壊しかねません。
  
四方山話
バッテリーが完全に空になってしまった場合、昭和30年以前生まれの方は、車を押してあるいは引っ張ってもらい、また坂道を下ってエンジンをかけた覚えの有る方がおられるでしょう。
でも、今の車は、マニアルミッション車であってもバッテリーが空だと押しても引いてもエンジンはかかりません。
それは発電機が違うからです。
1970年(昭和35年)頃から自動車の発電機は、それまで主流だった直流発電機から交流発電機に変わっていきました。
直流発電機は永久磁石が使用されていた為、回転すれば発電出来たのですが、交流発電機は永久磁石の変わりにバッテリーの電気を使った電磁石仕様になったからです。
バッテリーが空になれば電磁石にならず、発電出来ない、火花が飛ばない、エンジンもからない、ということです。
でも少しバッテリーに電気が残っていれば、ミッション車の場合牽引してもらい、キーをオン、チェンジを3速に入れ、クラッチを切り、惰性が付いたらクラッチをつなぐ方法でかけられます。
オートマチック車はお手上げです。
そこでこのバッテリーブースターケーブルの登場です。
くれぐれも気を付けて接続してください。